信州友愛ロータリークラブ 例会
2026年1月21日開会 (通算197回)

例会開催は、毎週水曜日0時より開催となっております。

開会点鐘・歌の斉唱

会長挨拶

【会長挨拶】


                          笠原芳子

会員の皆さん、改めまして新年おめでとうございます。
1月も終盤になりましたが、サイト例会は本年初となりますのでご挨拶申し上げました

「気候変動」について、最初にジェンダー平等の観点からも問題意識を考えたいと思います。
気候変動とどのような関係があるのかと思われるかもしれませんが、世界中で、気候変動によって引き起こされた異常気象により、すでに何百万人もの人々が家や生計手段を失っています。その多くが女性です。気候関連の災害が発生するたびに、女性は男性にさらに遅れをとっています。教育、賃金、法的権利、リーダーシップ、気候変動に対する社会的対応における男女格差の拡大により、女性は生活を再建することが困難になりました。

世界的に、貧困の影響を受ける人々の多くは女性です。女性達はしばしば臨時、パートタイムの仕事に就いており、多くの国では土地の所有、ローンを組む、契約の署名、銀行口座を開設する等が許可されていません。気候関連の災害では、女性の負傷や死亡、失職、生き残るために奴隷や売春を余儀なくされたりする可能性が高くなります。女の子は学校をやめたり、早婚を余儀なくされるリスクが高いのです。世界各地における紛争が状況を悪化させています。
これらは、世界でのことですが、性別に基づく格差が気候変動の影響を悪化させることを認識し将来的にも持続可能で公平な社会の実現を目指すための強力な国際運動を促進してほしいと願っています。

続いて日本での「気候変動」についてです。
 猛暑日(最高気温35℃以上)の日数が顕著に増加しており、過去30年間で約3.5倍になっています。2024年には平均気温が基準値より+1.48℃上昇し、史上最高値を記録しました。​
 大雨や集中豪雨の発生頻度も約2倍に増加しており、1時間あたり降水量50~80mmを超える豪雨が各地で頻繁に起こっています。特にゲリラ豪雨が増加し、短時間に
大量の雨が降る傾向が顕著です。​​
 平均気温の上昇が続いており、過去100年で約1.4℃の上昇が確認されています。これに伴い、猛暑日(35℃以上の日)や真夏日の増加、熱帯夜の頻度増加が顕著です。​
 降水パターンの変化で、集中豪雨や短時間で大量の雨が降る強雨の発生頻度が増えています。一方で降水日数は減少傾向にあり、激しい雨が降る日が多くなりました。​
 台風の強度が強まっており、より破壊的な被害が増加しています。洪水や土砂災害のリスクが上がっています。​
 海洋の温暖化と酸素濃度の低下により、漁業資源への影響が現れており、サンマなどの魚の生息範囲や回遊パターンも変化しています。​
 冬季には日本海側で積雪量の減少が進む一方、内陸部や一部地域で大雪や豪雪が増えるなど極端な変化が見られます。​
 生態系の変化や農作物への影響も深刻で、高温による作物の品質低下や栽培適地の変化、果樹の日焼けや着色不良が報告されています。​
 健康面では熱中症のリスク増加や感染症の拡大懸念が指摘されています。

以上、気候変動の現象すべてを災害として捉え、まさに防災・減災を改めて自分事として防災備蓄の充実、非常食・飲料水・携帯トイレ・懐中電灯やモバイルバッテリーなどを準備と避難経路の確認。
更に地域コミュニティとの連携や気候変動対策や防災訓練に積極参加し、情報共有や助け合いの体制をつくることが重要と、先日の地震を体験して強く身に沁みました。
まさに今期2600地区ロータリーテーマ「地域の防災・減災」に深く関連しています。

以上

メークアップ&ニコニコボックス

下記の皆様よりニコニコボックスを頂きました。

信州友愛RC 古川静男君
「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 今年が皆様にとりまして飛躍の年になりますようご祈念申し上げます。 楽しいロータリーライフを過ぎしていきましょう。」

信州友愛RC 笠原芳子君
「いよいよ下半期が始まります。沢山のイベント、交流の機会が重なりますので多くの会員皆さんの参加をお願いし、楽しく活動しましょう。」

卓話

国際奉仕を「遠い世界」から「自分ごと」へ ― これからの国際奉仕のあり方を考える ―

信州友愛RC 乾 みゆ紀会員
国際奉仕を「遠い世界」から「自分ごと」へ
― これからの国際奉仕のあり方を考える ―

                              乾みゆ紀
「国際奉仕」と聞くと、海外での支援活動や大規模なプロジェクトを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。確かに、国境を越えて行われる支援や交流は、国際奉仕の重要な柱の一つです。しかし、今日の社会において国際奉仕は、必ずしも「遠い世界」で行われる特別な活動だけを指すものではなくなってきています。

国際ロータリーが掲げる国際奉仕の理念は、国や文化の違いを越えた理解と信頼を育み、より良い社会を築くことにあります。その本質は、物理的な距離の遠さではなく、人と人との心の距離をいかに縮めていくかという点にあるのではないでしょうか。
現在、日本の地域社会を見渡すと、外国籍の子どもたちや留学生、海外にルーツを持つ若者、また外国人材として働く方々など、多様な背景を持つ人々が共に暮らしています。こうした状況の中で、国際奉仕はすでに私たちの身近な場所に存在しています。言葉や文化の違いに戸惑いながらも、新しい環境で懸命に生活し、学び、働こうとする人々に対し、理解を示し、学びの機会や対話の場をつくることも、立派な国際奉仕の一つと言えると思います。

国際奉仕という言葉には、「支援する側」と「支援される側」という構図が伴いがちです。しかし近年は、一方的に与える関係ではなく、互いに学び合い、影響を与え合う関係性の重要性が強く意識されるようになっています。異文化に触れる経験は、支援を行う側にとっても、自らの価値観や常識を見つめ直す機会、また相手のためだけの行為ではなく、自身の成長や気づきを促す学びの場でもあると思い、学生時代から細々とではありますが、自身で継続して行うことができているライフワークの1つとなりました。
こうした視点から考えると、国際奉仕を次世代へどのようにつないでいくかという課題も、極めて重要かとおもう昨今です。若い世代が異文化に触れ、社会課題を自分の言葉で考える経験は、将来の進路選択や社会参画の意識に大きな影響を与えます。ロータリークラブの皆さんが長年培ってこられた国際的なネットワークや地域社会での信頼、そして奉仕活動を通じて得られた知見は、これからの将来を担う次世代にとって大きな財産となるはずです。

国際奉仕は、「いつか特別な形で行うもの」ではなく、「今日から、身近なところで始められるもの」でもあります。異なる文化や価値観に耳を傾ける姿勢、身近な外国籍の方々への理解、そして未来を担う若者に目を向ける一歩一歩が、国際奉仕の実践につながっていくと考えます。
今回の卓話が読んでいただいた皆さん一人ひとりにとって、自分自身の立場で国際奉仕を捉え直し、考えるきっかけとなれば幸いです。

2026年も新たにスタートいたしましたが、本年もどうぞ宜しくお願いいたします