
【会長挨拶】
笠原芳子
会員の皆さん、改めまして新年おめでとうございます。
1月も終盤になりましたが、サイト例会は本年初となりますのでご挨拶申し上げました
。
「気候変動」について、最初にジェンダー平等の観点からも問題意識を考えたいと思います。
気候変動とどのような関係があるのかと思われるかもしれませんが、世界中で、気候変動によって引き起こされた異常気象により、すでに何百万人もの人々が家や生計手段を失っています。その多くが女性です。気候関連の災害が発生するたびに、女性は男性にさらに遅れをとっています。教育、賃金、法的権利、リーダーシップ、気候変動に対する社会的対応における男女格差の拡大により、女性は生活を再建することが困難になりました。
世界的に、貧困の影響を受ける人々の多くは女性です。女性達はしばしば臨時、パートタイムの仕事に就いており、多くの国では土地の所有、ローンを組む、契約の署名、銀行口座を開設する等が許可されていません。気候関連の災害では、女性の負傷や死亡、失職、生き残るために奴隷や売春を余儀なくされたりする可能性が高くなります。女の子は学校をやめたり、早婚を余儀なくされるリスクが高いのです。世界各地における紛争が状況を悪化させています。
これらは、世界でのことですが、性別に基づく格差が気候変動の影響を悪化させることを認識し将来的にも持続可能で公平な社会の実現を目指すための強力な国際運動を促進してほしいと願っています。
続いて日本での「気候変動」についてです。
猛暑日(最高気温35℃以上)の日数が顕著に増加しており、過去30年間で約3.5倍になっています。2024年には平均気温が基準値より+1.48℃上昇し、史上最高値を記録しました。
大雨や集中豪雨の発生頻度も約2倍に増加しており、1時間あたり降水量50~80mmを超える豪雨が各地で頻繁に起こっています。特にゲリラ豪雨が増加し、短時間に
大量の雨が降る傾向が顕著です。
平均気温の上昇が続いており、過去100年で約1.4℃の上昇が確認されています。これに伴い、猛暑日(35℃以上の日)や真夏日の増加、熱帯夜の頻度増加が顕著です。
降水パターンの変化で、集中豪雨や短時間で大量の雨が降る強雨の発生頻度が増えています。一方で降水日数は減少傾向にあり、激しい雨が降る日が多くなりました。
台風の強度が強まっており、より破壊的な被害が増加しています。洪水や土砂災害のリスクが上がっています。
海洋の温暖化と酸素濃度の低下により、漁業資源への影響が現れており、サンマなどの魚の生息範囲や回遊パターンも変化しています。
冬季には日本海側で積雪量の減少が進む一方、内陸部や一部地域で大雪や豪雪が増えるなど極端な変化が見られます。
生態系の変化や農作物への影響も深刻で、高温による作物の品質低下や栽培適地の変化、果樹の日焼けや着色不良が報告されています。
健康面では熱中症のリスク増加や感染症の拡大懸念が指摘されています。
以上、気候変動の現象すべてを災害として捉え、まさに防災・減災を改めて自分事として防災備蓄の充実、非常食・飲料水・携帯トイレ・懐中電灯やモバイルバッテリーなどを準備と避難経路の確認。
更に地域コミュニティとの連携や気候変動対策や防災訓練に積極参加し、情報共有や助け合いの体制をつくることが重要と、先日の地震を体験して強く身に沁みました。
まさに今期2600地区ロータリーテーマ「地域の防災・減災」に深く関連しています。
以上