信州友愛ロータリークラブ 例会
2022年7月20日開会 (通算74回)

例会開催は、毎週水曜日0時より開催となっております。

開会点鐘・歌の斉唱

会長挨拶

皆さん、こんにちは。

今月は松本地区で会員セミナーが開催されます。まだお申込みで無い方は、是非とも会員セミナーへご参加ください。今回は、古川クラブアドバイザーにご講演頂きます。その後の懇親会へも是非ご出席ください。


さて、今年の夏はうだるような暑さが続いていますね。皆さんの体調はいかがでしょうか?

私の本業である農業教育では、天候に合わせて作付けや管理をしていきます。もちろん例年作付け計画をしますが、その年の気温や地温、天候によって調整するのが農業なのです。

農業は計画どおりにいかず、その時々に合わせることが重要です。そのため計画どおりにいかないから、予定がなかなか立てづらく、予定が変更させることは良くあることです。

私は人に合わせることが得意です。生徒たちにも、動物を飼育するには動物に合わせた生活が必要になると良く話します。そして合わせてみて初めてわかることもあります。

なぜこのようなお話をさせて頂いたかというと、世の中がよりよくなるには、人を育てることが大事だということです。心配りができる人財は、周囲を巻き込み良い方向へ導きます。多くの会員の方の後ろ姿を青少年たちに見せてください。青少年があこがれる存在になって欲しいと思います。
早く大人になりたいと思わせる地域社会を作っていきませんか?

メークアップ&ニコニコボックス

下記の皆様よりニコニコボックスを頂きました。

信州友愛RC 古川幸枝君
「小池会長、ご就任おめでとうございます。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。」

信州友愛RC 市川誠君
「新年度、小池会長年度のスタートを祝して。 一年間、どうぞよろしくお願い致します。」

信州友愛RC 市川誠君
「ロータリーの友7月号をお届けいただき ありがとうございました。」

信州友愛RC 堀川豊君
「今週例会の最終日ですが出席コメントがわずかで危機的状況の募金です。」

卓話

ロータリーと私

R財団・米山奨学金委員会 今井芳明
                                          ロータリーと私

                                                    R財団・米山奨学金委員会 今井芳明

 わたしがRCに入会したのは48歳の時でした。「新しいRCができるので、チャーターメンバー(創立時の会員)になれ」と言う先輩の言葉にさそわれて、RCと言う会の内容も目的も、何も知らずに入会しました。入会してしばらくたって、この会の目的が「奉仕」であることをしり、「しまった」と早くも後悔しました。
 48歳の私は、「他人に奉仕する」意志など全く無くて、自分を訓練する、研鑽することしか頭にありませんでした。その上に、R財団委員会や米山奨学金委員会から会議のたびに「寄付を」と同じことを繰り返されるので、腹が立って、辞めようかもと思いましたが、考え直して、どういう目的で、どんな人たちがこんな組織を作ったのか、調べてみようと思い、RC創立の歴史
を勉強したのですが、そこには「奉仕」などと言う言葉はどこにも出てきません。
 
皆さんご存知のとうり、1905年ころアメリカのシカゴで、ポールハリスを中心に4人の経営者が集まって、経営者の会を作ろうとしたのですが、その目的は「奉仕」とは全く関係がない「自己研鑽と親睦」でした。これは今でも、RCの活動の中心として、言葉を変えて残っています。当時、資本主義社会が出発して、皆が豊かになり、たのしい社会が実現すると思っていたのが、実際には経営者の社会性が不足し、搾取することばかりに熱心になり、労働者も疲弊する社会が出現してしまった。そのことを憂いて、改善するためにハリスたちが立ち上がった、と言うことになっていますが、これはあとから修飾されたロ
ータリー用の物語です。自分たちの仕事がうまく立ち行かない、利益が上がらない。そこで異業種である4人がお互いの情報を持ち寄り、お互いの仕事を助け合って、利益を上げよう、との目的で会を立ち上げたのです。

 自己研鑽に励んだことは確かですが、その目的は奉仕ではありません。自分の仕事を繫栄させ、自分自体を前進させることです。しかしこれでは社会団体、組織として、周囲の人たちから信頼され、入会者が集まってくるわけがありません。逆にこの組織は自分の利益を追求するための組織であると批判を受けるようになります。そこで改革を計り、現在のように目的を「奉仕」として再出発を測るのですが、いつからそうなったのか、だれが提案したのか、私の勉強不足もあり、今でもわかりません。
 
なぜ目的が奉仕になったのか。社会開発でも町ずくりでも倫理でもいいと思う
のですが、これをお話しすると、このスペースでは足りませんので次回にします。簡単に言いますと、人間の大半が、人生の最終目的として到達するところが、「人の役に立ちたい」すなわち奉仕だからだと思います。
 私はハリスたちが最初に目的とした「自己研鑽と親睦」が、非常に気に入っています。これが今のRCにも残っているといいましたが、言葉が変わりました。親睦はそのままですが、自己研鑽は「職業奉仕」と呼ばれるようになり、いまでもRC活動の中心の柱として存在しています。

 RCの目的が奉仕に変わったことにより、5大奉仕が叫ばれ、その1つとして 自己研鑽が職業奉仕と呼ばれるようになったのですが、これは他の4つの奉仕(クラブ、社会、国際、青少年)とは性格が違います。
 他の4つの奉仕は、RCの会員、地域社会の人々、外国の人々、青少年という世界中の人たちにもれなく奉仕をする奉仕活動を目指しますが、職業奉仕は他の人に奉仕することではありません。
 
 あえて奉仕と言う言葉を使うとすれば、自分に対する奉仕活動が職業奉仕なのです。重複になりますが、自己研鑽に励むことが職業奉仕なのです。親睦と職業奉仕が、いまでもRCの活動の柱となっていますが、それはRCと言う組織を作った創立者たちの最初の目的だったからだと思っています。私が今でもRCに残っているのはこの目的が気に入ったからだと思っています。
 ロータリアンだから奉仕を目的にしなくてはならない、とは思いません。
 活動を通じて、自分に合った目的を見つけてください。