1019 会長挨拶
「時を守り、場を清め、礼を正す」
皆さん、こんにちは。
本日は、教育学者:森信三(もり のぶぞう:通称しんぞう)先生の提唱した3原則についてお話します。
【時を守り】、とは時間を守ること
この意味は、相手を尊重すること。それにより自分が信用を積み重ねること。
実践目標つまり、今日することは、すべての予定の開始5分前に姿勢を正し、心を静め、開始を待つこと。
【場を清め】、とは掃除をすること
掃除をすることの意味は、5Kで表され
「気づく人になれる・心を磨く・謙虚になれる・感動の心をはぐくむ・感謝の心がめばえる」
実践目標つまり、今日することは、一つでも足元のゴミを拾うこと
<一つ拾えば一つだけきれいになる> できれば毎日、5分間でも、人のために尽くしてみる
【礼を正す】とは、挨拶をすること、返事をすること。
挨拶の意味は、心を開いて相手に迫るということ。
挨拶をすれば人間関係がよくなり、挨拶をしなければ人間関係が悪くなる。
実践目標つまり、今日することは、朝の挨拶人より先に
誰に会っても、相手が聞こえる大きな声で、相手が気持ちよくなる挨拶をする
「おはようございます!」、
そして、呼ばれたら「ハイ!」
返事をすれば人間関係がよくなり、返事をしなければ人間関係が悪くなる
実践目標つまり、今日することは呼ばれたら、相手が聞こえる大きな声で、相手が気持ちよくなる返事をする
打てば響くような「ハイ!」
「時を守り、場を清め、礼を正す」日本中の人がこれをしたら日本は必ずよくなります。
「時を守り、場を清め、礼を正す」日本の文化伝統を言い表した素晴らしい言葉だと思います。
今日からできる一つのことを徹底すること。
「凡 事 徹 底」
平凡なことを徹底してやり続けると、平凡の中から生まれてくる非凡というものが必ず出てきます。
これは大変大きな力を持っており、人を感動させる大きな力を持っています。
良い学校には、「時を守り、場を清め、礼を正す」という、いい行動規範が必要です。
良い学校教育とは、社会に出て役立つ「知」を教えることです。そして、人として正しいフィロソフィ、行動規範を教えることだと思います。空理空論の良い話ではなく、実際に今日、「いま、やる」ことが大切です。
「時を守り、場を清め、礼を正す」とは、今日、「いま、ここ」でやれることなのです。
大人になっても大事なことですよね。みなさんのこれからをしっかり後押し支援していきたいと思います。
今週も楽しい1週間になりますように。