信州友愛ロータリークラブ 例会
2023年1月11日開会 (通算95回)

例会開催は、毎週水曜日0時より開催となっております。

開会点鐘・歌の斉唱

会長挨拶

本日の会長の話はありません

メークアップ&ニコニコボックス

下記の皆様よりニコニコボックスを頂きました。

信州友愛RC 市川誠君
「永原経明先生 国際高校についての卓話をいただき ありがとうございました。ご発展を祈念申し上げます。」

信州友愛RC 市川誠君
「"ロータリーの友"を お届けいただきありがとうございました。これからも よろしくお願い致します。」

信州友愛RC 村松正勝君
「今年も1年ありがとうございました。 あっという間のお年取りです。 日々、精一杯活動していくことを、心がけたいと思います。 来年も皆さんとつながりを持ち、沢山の事を吸収させてください。」

信州友愛RC 小池晃君
「上半期お世話になりました。皆さんのご協力のもと、無事終了することができました。下半期も様々な活動にご参加ください。」

信州友愛RC 乾みゆ紀君
「皆様、今年も大変お世話になりました。来年も引き続きどうぞ宜しくお願いいたします。 どうぞよいお年をお迎えください・・・」

信州友愛RC 市川誠君
「西入寿和様 奉仕についての会員卓話をいただき ありがとうございました。これからも よろしくお願い致します。」

信州友愛RC 市川誠君
「上半期最終の夜間Zoom例会を祝して。」

信州友愛RC 堀川豊君
「会員の皆様、新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。」

信州友愛RC 金児進君
「新年明けましておめでとうございます。 本年も会員の皆さんが益々健康でご活躍しますようご祈念申し上げます」

信州友愛RC 室川倫人君
「新年あけましておめでとうございます」

卓話

​「米山記念奨学事業を知ろう」

クラブアドバイザー 古川静男
「米山記念奨学事業を知ろう」
クラブアドバイザー 古川静男
 
今日は、日本のロータリーが独自に行っている米山記念奨学事業について、お話ししたいと思います。
米山記念奨学事業とは、日本のロータリアンが寄付をして日本で学ぶ外国人留学生に奨学金を支援する事業のことです。この事業は1952年から始まり、今年で70年になりました。名前の由来である「米山」とは、日本のロータリーの創設者である米山梅吉のことで、米山梅吉の功績を後世に残していこうとはじめられた事業です。アジアから優秀な学生を招いて学費を援助し、二度と戦争の悲劇が繰り返さないために「平和日本」を肌で感じでもらうことを目的としています。      一般の奨学金では留学生に奨学金を貸し渡し、後日返済してもらうものですが、ロータリーの奨学金は給付型といって返済を求めていません。ロータリー米山記念奨学事業は、単にお金を渡すだけではなくて、米山奨学生一人ひとりに世話クラブとカウンセラーを設け、米山奨学生を物心両面から支援し、ロータリーの奉仕活動を理解してもらうと同時に、将来母国と日本との懸け橋となって活動してもらいたいという趣旨が含まれています。
 
長野県内2600地区では、今年度18名の米山奨学生をお世話しています。
・内訳は、男性7名・女性11名。
・国別ですと、中国10名・ベトナム4名・マレーシア2名・台湾1名・スリランカ1名。
・大学別では、信州大学15名・長野県立大学3名です。
・世話クラブは、
東信5クラブ(上田西・丸子・佐久コスモス・蓼科・上田六文銭)、
北信5クラブ(長野北・須坂・長野北東・長野西・長野東)、
中信5(松本・あづみ野・塩尻・松本南・松本城)、
南信3(諏訪湖・辰野・天竜川)の18クラブです。
 
過去70年間の米山奨学生は、全国で累計で22,875人、出身国は129か国に及びますが、多い国からのベスト5は、中国・韓国・台湾・ベトナム・マレーシアとなっています。今年の奨学生は、日本全国で898名で、出身国のベスト5は、中国・ベトナム・韓国・マレーシア・台湾の順となっています。中国出身者が多いのは、留学生の多くが中国出身という事情があります。                    
奨学生は、毎月1回例会に出席し、例会の場で奨学金を受領すると同時にロータリアンと懇親を図っています。
カウンセラーによっては、帰国した奨学生との交流が続き、母国を訪問したり結婚式に呼ばれた方もいらっしゃいます。
奨学生はカウンセラーのことを日本のお父さん・お母さんと慕う方もいて、両国の懸け橋として交流が続いている方も多くいらっしゃいます。
 
米山奨学生が終了すると、奨学生は学友会というOBの団体に所属して、以後ロータリアンとの交流を続けることになります。現在日本には全地区に学友会があり、海外にも9つの学友会ができています。学友会では、それぞれ集まって奉仕活動をしていますが、台湾と韓国では、それぞれの学友会が日本からの留学生に奨学金を供与しています。
                                             

 
                     

台湾学友会は最も活発に活動している学友会の一つです。特に2009年から毎年欠かさず、台湾に留学している日本人学生への奨学金は、今年で14年目を支給していて、台湾学友会から奨学金を受けた日本人は、今年2022年で累計47人になりました。
また、日本で大きな災害などが起こるたびに、お見舞いや義援金を送ってくれています。
東日本大震災には約760万円、最近の熱海土砂災害に対しては約150万円の義援金を送ってくれました。また、米山学友から毎年米山記念奨学会に寄付が届き、その金額は累計4506万円となっています。


今年4月にはアメリカ在住の周順圭(しゅうじゅんけい)さんより、何と50万ドルの寄付が米山奨学金として送られました。周さんは1962年に東京西RCで奨学金を受けたのですが、卒業後アメリカに渡り、ハイテク企業をサポートするエンジェル投資家として成功し、日本の米山奨学生としてお世話になったということで寄付をしてくれたとのことです。詳しくは2022年10月号のロータリーの友「よねやまだより」をご覧ください。

 
 米山学友会からロータリアンになった方も272名おり、その内、3名が地区のガバナーになっています。この3人のうち、台湾の林華明さんは、日本で留学している時に次年度ガバナーの折井正明さんと大学が一緒だったとのことで、来年の地区大会にお招きすることを計画しているそうです。実現すると良いですね。
 
 
米山記念奨学事業は、すべて日本のロータリアンの寄付によって賄われています。私は米山記念奨学会の理事として、ここ何年か米山奨学生の選考事業にかかわっていますが、留学生と交流することにより、世界が身近に感じられ、また、この事業を通して国際奉仕も身近なものとして体験することができました。信州友愛ロータリークラブでも米山奨学生の世話クラブを引き受け、日本に来日している留学生と交流を深める機会を作っていければと願っています。